生心庵の歴史
当店は、幕末・弘化2年(1845年)創業。柳橋・花柳界において料亭「生稲」として勝海舟をはじめとする幕僚の集う店として知られておりました。
初代生稲源兵衛は、大隈重信翁の知遇を受け明治初期、欧州各都市に出店し、森鷗外・夏目漱石の欧州日記にも記されておりました。
その後、高村光雲翁とは特に親交を深め当店に代々伝わる「生心流料理むきもの」を完成させました。
戦後は、花柳界の衰退と共に当時の場所からは離れましたが、現店主より店名を「生心庵」と改め生心流料理を伝承しております。
店内はモダンな中にも落ち着いた和風の空間となっております。
店内のしつらいや調度品、器に至るまで、茶の心が生きており、簡素でありながらお落ち着いたひと時をお過ごしいただけます


